1. Goの基本構文を理解しよう
- // の部分はコメントを表しています。この部分はプログラム上で実行されないので、プログラムの説明など記載するのに利用できます。
package main
: これは、プログラムが属するパッケージを宣言しています。Goのプログラムはパッケージで構成されており、main
パッケージは特別で、プログラムの実行開始点を含んでいます。
import "fmt"
: これは**fmt
パッケージをインポートしています。fmt
** パッケージは、フォーマットされたI/O(入出力)を提供し、ここでは標準出力への出力に使用されます。
func main() { ... }
: ここで**main
関数を定義しています。main
**関数はプログラムのエントリーポイントであり、プログラムの実行が開始される場所です。
fmt.Println("Hello, World!")
: **fmt
パッケージのPrintln
関数を呼び出して、文字列 "Hello, World!" を標準出力(通常はコンソールやターミナル)に出力しています。Println
**は自動的に改行を文字列の最後に追加します。
// 概要:コンソール画面に「Hello, World!」と表示させるプログラム
// プログラムが所属するパッケージの宣言
// Goのプログラムはパッケージで構成される
// プログラムの「実行」をする場合は、mainというパッケージである必要がある
package main
// fmtというパッケージがプログラムで使用できるように、インポート
// fmtは、入出力の機能を提供するパッケージ
import "fmt"
// mainという関数を定義
// mainは、プログラム開始時に最初に実行される
func main() {
// コンソールに「Hello, World!」と表示させる処理
fmt.Println("Hello, World!")
}
2. 四則演算をしてみよう
package main
import "fmt"
func main() {
// -----------------------------
// 基本的な四則演算
// -----------------------------
// 足し算は、+ の記号を使用する
// %d は、整数値を文字列に埋め込むために使用される"
fmt.Println(20 + 10)
// 引き算は、- の記号を使用する
fmt.Println(20 - 10)
// 掛け算は、* の記号を使用する
fmt.Println(20 * 10)
// 割り算は、/ の記号を使用する
fmt.Println(20 / 10)
// -----------------------------
// 割り算に関する補足
// -----------------------------
// 割り算の余りは、% の記号で求められる
fmt.Println(20 % 7)
// ゼロで割り算をしようとするとエラーになる
// // はコメントと言い、実行されない処理を表す
// // を外すと、「invalid operation: division by zero」のエラーになる
// fmt.Println(10 / 0)
}
3.変数を使ってみよう
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
// 変数は、文字列や数値などの値を格納する"箱"のようなもの
// 変数に値を入れることで、それを使い回すことが出来る
// 先程の四則演算の処理に当てはめてみる
// 変数の宣言と、値の格納
// var 変数名 型 = 値
var value1 int = 20
var value2 int = 10
// 計算結果の表示
fmt.Println(value1 + value2)
// 引き算
fmt.Println(value1 - value2)
// 掛け算
fmt.Println(value1 * value2)
// 割り算
fmt.Println(value1 / value2)
}
4. 色々な変数の型
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
// Goで扱える変数の型
// int・・・整数値
var int_value int = 10
fmt.Println(int_value)
// String・・・文字列
var string_value string = "Hello World"
fmt.Println(string_value)
// float・・・小数
// float32・・・32ビット、約7桁の精度
// float64・・・64ビット、約15桁の精度
var float_value float32 = 3.14
fmt.Println(float_value)
// bool・・・真偽(true or false)
var bool_value bool = true
fmt.Println(bool_value)
}
5.型の推論